August 01, 2024
オリンピックとアイリッシュダンス競技会のこと
オリンピック、毎日寝不足になりながら観てしまいます。
勝負事は勝ち負けが残酷に決まってしまいますが、戦いの土俵に上がり、表彰台を狙える実力を備えた位置にいて、そこでのヒリヒリする闘いの場にいるということが信じられない位素晴らしい。
水泳の池江選手は病からカムバックしてこの場に再び来ること自体信じられないことですが、
決勝進出できなかった時のコメントが、本当にTOPだった場所を取り戻しに来た、またそこに辿り着けなかった虚無感を感じる位真摯に水泳と向き合ってきたことを感じさせてくれる、勝ちと負けを知っている凄い方だなと尊敬します。
柔道の阿部詩さんも、2回戦で負けた時に、今まで一度も感じたことのない虚無感、ぽっかりと抜き取られてしまうというか、このオリンピックまで全て勝って兜の緒も締めて、万全で来たからこそ、そんな状態になってしまったんだろうなと。
実績も積み上げずに、鍛錬もせずにではそんな状況には100%なりませんから。
人間ですから100%は無い、この敗戦で柔の道とは何か再考するきっかけになり、また更に強く剛くなるんだろうなと感じました。
体操の橋本さん、調子が悪い中(本人は絶対に言わないと思いますが)立ち振る舞い、そして最後まで折れずにやり抜く姿は流石に一流の証でした。
もちろんメダルを獲得した選手は皆素晴らしいのですが、入賞確実という実力(過去の実績も含め)があって上手く行かなかったということも人間らしくて、そして勝ち負けの世界の厳しさを思い出させてくれます。
競技会、アイリッシュダンスでは世界大会で入賞を狙える位置にいるのかいないのかというのはもう雲泥の差があって、そういう位置にいない場合は、世界大会では悔しさも湧かないと思いますし、相手にプレッシャーすらもかからない(=すでに同じ土俵ではない)。
そういう位置に自分を高め、相手とヒリヒリしながら闘っていくことでしか真のリスペクトは生まれず、最終的にその相手と一緒にリバーダンスのメンバーとして共演した思い出は、オリンピック観ながらやっぱりトップにいるか(いたか)いないかで感じることが全く違うよなあと感じています。
上に行けば行く程、奥の深さを感じる、そのことを他の競技を観てもジンジン感じています。
※池江選手、予選通過できず→決勝進出できずの誤りでした。訂正させていただきます。
投稿者 Taka : 04:24 AM | コメント (0)
April 12, 2024
20年ぶり競技参加。WIDAWorldChampionships種目別ソロ優勝、準優勝でした。
2004年、CLRGのWorldChampionship以来、ダンスコンペティションはもう引退していたのですが、50歳を迎えて一つチャレンジしたいということ、そして特に大人のダンサー達のためにもいろいろな団体による現状のコンペティション状況も知っておきたいこともあり、WIDAのWorldChampionship出場してきました。
22名参加中、結果ですが、下記の通り。
1ラウンドHopnpipe 優勝
2ラウンドReel 準優勝
3ラウンドTraditional Set Dance:Garden of Daisies 失格
4ラウンドModern Set Dance 3ラウンド目失格のため進出ならず
3ラウンドのダンスですが、伝統的な踊り方はアイルランド各地域によって様々なバージョンがあり、今回のWIDAのルールとして、団体で定めた1つのバージョンでないといけないとのことで失格となってしまいました。
アイルランドで学んだ伝統的なダンスが失格になるとは考えていなかったのですが、とにもかくにもルールなので残念ですが今回の挑戦はここで終了となりました。
20年ぶり競技でしたが、とりあえず失格以外は1位と2位。
また、競技について後で解説して行きたいと思いますが、ひとまず帰国して結果報告でした。
投稿者 Taka : 05:55 PM | コメント (0)
March 12, 2013
上海から帰国しました。
上海から帰国しました。
アジア諸国より集まってきたこのコンペティションでしたが、まず残念なところで言えば、カテゴリーによっては同じスクール、または2つのスクール同志での競技になるなど、参加人数の少なさがありました。
なのでメダルラッシュになっても額面通り素直に喜べない状況でした。(1番酷かったのはカテゴリーがくっ付いて参加6人中1-5位など。)
ある程度の予想はあったのですが、、、予想以上でした。
また、ミュージシャンが手を怪我していたせいか、本来生演奏の音楽もCD音源になったり、コンペティション後に同会場でのショーがあったため、すぐ会場を出されたり(しかも競技者達はショーを観られない)してホスピタリティーは殆ど無かった感を受けました。ちょっと辛口ですが、これを続けたら次の大会は成功しない気がします。
とは言え、良かった点もあり、アカデミーからはコンペティション参加が初めてのダンサーが殆どで、経験が無い割に良くも悪くも普段通りにできていたので、また、参加を決めてからの各自のダンス力も成長したので、結果云々よりもそれは嬉しく思います。皆の熱心な練習振りも見てきていたので、まずは無事に参加を迎えて、ダンスが終わったことに、お疲れ様ということと、安堵の気持ちが一杯です。
また、他のスクールのスタイルも見ることが出来て、今後の競技に臨むにあたって参考になりました。
道中、怪我もなく無事に皆帰国したということで、ホッとしてしまったことや、翌日の気温が10度以上も下がってしまったせいか、久々に風邪をひいてしまいましたが、ようやく起きれたので、まずは遅くなりましたが遠征報告でした。
投稿者 Taka : 11:18 PM | コメント (0)
March 07, 2013
上海行ってきます!
週末上海で行われるアジア圏でおよそ初となる競技会に明日から行ってきます!
どんなダンサー達がいるかなぁ。
みんな練習の成果が発揮できますように。
投稿者 Taka : 12:37 AM | コメント (0)
April 10, 2012
コンペティション
現在、ウインブルドンにいます。
wifi環境が悪く、更新できずすみません。
週末のベルファストでの世界選手権、残念ながら野宮さん含め、ヨーロッパ勢は力及ばずでした。
しかし、トップクラスはレベルが高い。
やはりヨーロッパではズバ抜けていないと、正直戦うことすら厳しい。。
時を同じくしてドイツではプライベートレッスンをしている吉野さんのコンペティション。
世界選手権のため見にいけなかったけど、中級2つで1位になったようです。
おめでとうございます。
良かったこと、悪かったところ、いろいろあると思いますが、また高みを目指して行けると良いなと思います。
投稿者 Taka : 10:02 PM | コメント (1)
April 03, 2012
ベルファスト行ってきます!
台風並みの風吹く前に、飛び立ちたい、、
現在パッキング中。
投稿者 Taka : 02:12 AM | コメント (0)
ベルファスト行ってきます!
台風並みの風吹く前に、飛び立ちたい、、
現在パッキング中。
投稿者 Taka : 02:12 AM | コメント (0)
November 27, 2011
表彰されなかった1位・・・
コンペティションの続き。
自分自身、結果に唖然としていたので、あまり気にしていなかったのですが、
Etsuko先生がどうやら1位になっていた模様・・・
模様というのもWebで結果出てから知ったのですが、現地ではその1位だった演目が未表彰(アナウンスされず)だったのです。
これは意図的なのか偶然なのかわかりませんが、ともかく1位らしいのです。
知らなかったゼ!
Etsuko先生の結果。
インターミディエイト
Reel 6位
Slip Jig 2位
Treble Jig 1位
Hornpipe 2位
Traditional Solo Set Dance 2位
Trophy Dance 7位
以上!
投稿者 Taka : 11:55 PM | コメント (0)
November 24, 2011
世界選手権出場権獲得!
日本に帰ってきました。
改めまして、結果報告。
野宮由葵さん、ミラノにて行われたMainland European Championships Qualifier Ladies19-20に参加、結果4位で来年4月に行われる世界選手権の出場権獲得しました!
おめでとう~~!!
日本人では僕に続き2人目、女性では初の出場権獲得となります!!
(※12/3追記 Ardagh Schoolの男性ダンサー、村松さんも8人中7位タイとなり、世界選手権出場権獲得とのことです!おめでとうございます!)
ジャッジ3人からそれぞれ、2位、3位、4位の評価で、2位をつけたジャッジは1stラウンドと2ndラウンド終わった時点で1位タイ、もし最後のセットダンスで良ければ、4位ではなく総合優勝のスコアだっただけに、出場権どころか、タイトル取得と紙一重でした。
日々の練習報われましたね!
また、イタリア行っている間に中川さんからも詳細連絡が入っていて、
Leinster Championship Qualifier Ladies Over 20参加で、結果25人中11位、10位まで出場権獲得(前年度の世界選手権メダルホルダーなど出場していて、出場枠が増えている)だったので、ほんのわずか。
こちらも本当に惜しかった~。
また、中川さん、別の日に行われたグレード大会・インターミディエイトで、5種目全て1位、プレリミナリー(オープンとインターミディエイトの間)で1位ということです。
素晴らしい結果です。
2人ともお疲れ様でした!
投稿者 Taka : 06:38 PM | コメント (1)
November 17, 2011
惜しい!
レンスターチャンピオンシップ出場の中川さん、先生から連絡を受けたのですが、わずか1つ順位の差で世界選手権出場がかなわなかったようです。
う~ん、惜しかった。。。
来年2月のオールアイルランド選手権でまたチャンスはありますが、地区予選よりも更なる激戦になるので、ベストを尽くせるといいなと思います。
さて、今週末はいよいよ日本滞在組、明日現地イタリアへ向け出発します。
時差との戦いもあり大変ですが、野宮さん応援してこようと思います。
そして予選ではないのですが、自身としては7年半ぶりのコンペティション出場もあるので、自分自身楽しみ、そして、ヨーロッパの人にも楽しんでもらえるようなダンスしてきます。
では行ってきます~!
ライブブログはこちら(英語)↓
http://www.europeirishdancing.com/blog/
投稿者 Taka : 01:03 AM | コメント (0)
November 11, 2011
アイリッシュダンス世界選手権予選大会にアカデミーダンサーが出場
今年は、いよいよアカデミーダンサーが世界選手権の予選大会に出場することになりました。
しかも2人です。
まるで自分のことのようにドキドキします。
世界選手権の切符が取れるかどうかは分かりませんが、これまで練習してきたことをいかんなく発揮して欲しいです。
一人は中川唯可さん、アイルランド滞在なので、アイルランド・レンスターチャンピオンシップ。
一人は野宮由葵さん、日本からイタリアにメインランドヨーロピアンチャンピオンシップに参戦します。
レンスターチャンピオンシップは、今週末11/11-13、メインランドヨーロピアンチャンピオンシップは来週末11/19-20に行われます。
2人とも頑張れ~!!
投稿者 Taka : 01:49 AM | コメント (0)
March 20, 2011
City of Dublin Championship 2011行って来ました。
ブログでなく、別ページ作りました。
写真も載ってます。
http://irishdance.jp/event/2011_COD.htm
投稿者 Taka : 02:05 AM | コメント (0)
March 14, 2011
City of Dublin Championships 2日目
今日はCity of Dublin Championship2日目。
グレードコンペティション(ビギナー・初級・中級)が行われ、誰が何を受賞したのかわからないくらい、沢山のトロフィー・メダルをもらいましたが、一方で予想だにしなかった結果も有り、困惑している状況でもあります。
特にプライマリーレベルでの採点基準を完全に見誤っていたらしく、人によって、指導が適切でなかったことを猛省しています。
本当に申し訳ないことをしてしまいました。
きちんとしたアドバイスができていたら、もっともっと皆が活躍できていたと思うと、本当に指導者として申し訳なく思います。
今回プライマリーで結果が出なかった人は、その人のダンスが悪いのではなく、見せるべきポイントを見誤った僕の責任です。
しかし、あのジャンプや、バッククリック、素早い移動が全く加点に働いてこないとは夢にも思いませんでした。
それどころか、それに伴う荒さの部分だけがクローズアップされてしまい、マイナス面のみ評価対象にされてしまったのです。。。
その日の審査員の好みによって結果が左右されるのはわかってはいるものの、特にグレードの場合は一人しか審査員いないので、これで沈むと精神的にかなり来ます。
完璧な審査というものはないけれど、いつか、フィギュアスケートのようにいろいろな要素点があり、構成や技難易度と完成度を正当評価するようにしないといけないと思います。
そういった理不尽さもTCRGの資格を取りたくないひとつにあるのですが・・・
とはいえ、今日は唯可ちゃんとYukiちゃん、中級で全ての演目で1位2位を独占でした。
とりあえず、こちらに関してはホッとしました。
投稿者 Taka : 10:46 AM | コメント (1)
March 13, 2011
City of Dublin Championship初日
City of Dublin Championships、今日はLadies over18 open championshipsでした。
予想通り、現役世界チャンピオン含むハイレベルな参加者が集まりました。
結果20人エントリー中、Yukiちゃんが15位、唯可ちゃんが16位でした。
唯可ちゃんの最初のヘビーダンスの組み合わせは、なんと現役の世界チャンピオン!
キャリア不足もあり、終始遠慮がちなダンスとなってしまい、動きも小さく、精細を欠いてしまいましたが、最初のコンペティションで、このステージに立ってダンスを踊りきったことだけでも良くやったと思います。
Yukiちゃんも同様に頑張りました。
ただ、現状では、例え調子が良くても、このメンバーではTop10に入ることさえ厳しいのも事実です。
真の一流どころと、同じステージに立ったものしか味わえない無力感や悔しさを感じたと思いますので、ここからが2人の本当のスタートです。
一流のプロダンスカンパニーに入るには、今回の実力あるメンバーと互角以上にダンスできることが必須です。
これはコンペティションが好き嫌いということとは全く関係なく、そのスタンダードを持つことが最低条件ということです。
そのスタンダードが無いと、まず自分のダンスに自身が持てなくなり、自分のそもそも持っている力が全否定されたように感じてしまうので、力を発揮できないのです。
また、ダンスを順位付けすることに意味があるかどうかというのは、プロカンパニーのオーディション枠の順番ということに直結していくと理解してもらえたらいいかなあと思っています。
何事も定員というものがありますからね。
なので、まずはこの順位を上げていくことが最短コースとなります。
僕も最初のコンペティションではもっと下のレベルからのスタートでしたが、それでも全く力を出すことができませんでした。
その悔しさがあって、力の差を埋めてきて今があると思いますので、2人もこれからその悔しさを忘れずに精進していってもらいたいと思います。
いや~やっぱりこのタイミングで来て良かった。
日本にいると皆から褒められるので、勘違いしてしまう部分がありますから。
僕もまたまた燃えてきました。
やる気のある方には、ビシビシ指導します。
投稿者 Taka : 09:48 AM | コメント (0)
March 06, 2011
旅立ちの第一歩
いよいよ唯可ちゃん(アカデミーの一部の方にとっては唯可先生ですね。)がいよいよアイルランドへ行く日がやってきたんだなあと、1人ジーンと来ています。
思えば2006年、広島から月に一度東京へダンス習いに通いつづけ、ついに高校2年生の時、東京の学校に転校して来て、アカデミーで本格的にダンスを学び、その後チームメンバーとしてもいろいろなイベントをこなしてきて、アカデミーでもクラスを受け持ったり、帝国劇場でもミュージカルアンサンブルの一員として一緒に舞台もこなしてきました。
それもこれもプロのアイリッシュダンサーになるという夢のため。
僕も彼女の情熱に感動し、自分の学んできたことや、自分なりのダンス理論を彼女に余すところ無く伝えられたと思っています。
まさに一番弟子です。
そしてプロの世界ツアーに参加していくには、いよいよ本場でのいろいろな経験(ダンスをはじめ、生活、コミュニケーションなども含め)を積む段階に来ていて、その時期を去年から模索していました。
そのため、アカデミーの担当クラスも一時中断となってしまっていたのですが、そういう事情であったことをアカデミーの皆さんにはご了承いただけたらと思います。
留学して第一弾は初のコンペティション参加からのスタートです。
しかもいきなりのOpenChampionshipでの参戦、しかも例年の参加者を見ると現役の世界チャンピオンが毎年出場している非常にハイレベルなコンペティションでのスタートとなります。
ボクシングに例えれば、デビュー戦がノンタイトルマッチで現役王者との対戦ということになります。
正直なところ、僕自身も経験がない場面になりますが、(というよりも世界のどのダンサーもデビュー戦で世界チャンピオンと一緒に競技するということは未だかつて無いと思います。)例えどんな結果になろうとも、それは必ず彼女の血となり肉となることは決まっていますので、自分を信じて、自分の今の踊りを70%くらい出せれば良いなあと思っています。
当初、僕も再びコンペティションに参戦しようと思いましたが、やはり、今回はサポート役に徹しようと思い、出場は早々に止めました。正直、自分のことに一旦集中し始めると、人のこと構っていられなくなってしまうので・・・(笑)
今回は、たとえどんな結果になろうとも、その一挙一動を瞼に焼き付けようと思います。
また、今回は唯可ちゃんともう1人、同じくSpirbeatSチームメンバーのYukiちゃんも同じく同カテゴリーに出場します。
何度も言いますが、おそらく「世界初」が2人同時。
怖さ半分期待半分。
ただ、期待が半分もあれば十分です。
頑張ったものが必ず報われるという世界ではないのだけれど、第一歩をしっかりと踏み込んでいけたら嬉しいなと思います。
また、2人の他、ビギナー~中級でのコンペティションにもアカデミー総勢9名がエントリーしています。
こちらも皆頑張って練習してきているのを知っていますので、皆普段のダンスができるといいなあと願っています。
なんだか、親馬鹿のような感じですが、お許し下さい。
明日はコンペ組みの壮行会です。
アカデミーの皆さんに送られて、旅立っていきます!
コンペティションは3月12日・13日です。
投稿者 Taka : 12:52 AM | コメント (1)
April 16, 2006
2006年世界選手権観戦記(男子17歳~)
さて、今日は主に男子の競技を観戦した。
今日の競技年齢カテゴリーは17-18、18-19、19-21、Over21の4つとなる。
技術的には、以前一部のダンサーがやっていた技が、徐々に他のダンサーにも浸透してきている。
一部流行のようなステップもある。
17-18のカテゴリーでは、順位は10位と振るわなかったが、Scotland出身のGeorge Deadmanというダンサーが、トリプルクリックを2回きっちりと決めていたり、2位のAidan Garveyというダンサーは半回転しながらのダブルバッククリックを決めているなど、技術的にも難易度が高いことをやっている。
もちろん、技術は派手な技だけではなく、一つ一つのステップの質についてもいえるわけで、ベーシックな技ではあるものの、その動きを魅せる選手が高得点を取るというのも未だに競技の根幹をなしている。
用はそのバランスである。
また、ステップの際の装飾的な動きも上位に行くためには重要である。
もちろん、速い動きや力強い音を出そうとすればするほど、体もぶれ易いわけであるから、姿勢を保つのも必要な技術である。
各年齢カテゴリーにおいて、トップ5~10までは、まずその日の体調で順位は変わってくる。
しかし、そんな中でも少数であるが、どんなときでも、まずTop3に入るような絶対的能力を持った選手もいる。
例えば、今回のOver21を優勝したByron Tuttleという選手はその一人だろう。
大切なのは、何をどうすると、どんな時にでもTop3に入れるかという洞察だろう。
何がどう凄かったのかはわからないけど、とにかく凄いインパクトであった、というような抽象的な捕らえ方では、決してその領域にはたどり着けない。
そして、その洞察を元に、更にそれを超えようとしなくては、到達すらできない。
相手も常に進歩しているのであるから。
今回また、個々に光る個性を見ながら、更に自分の目指すダンス像を作っている。
日本に帰ったら、また精進しようという気になってきた。
明日いよいよ最終日で、女子の競技を観戦して、18日に日本へ戻ります。
投稿者 Taka : 11:06 AM | コメント (2)
April 14, 2006
ベルファストにやって来ました
ダブリン→エニス→リムリック→コーク→リムリック→ダブリン→ベルファストという具合に毎日移動の日々で、これから今日を含め4日間はベルファストでアイリッシュダンスのWorldChampionshipを見て日本へ帰る予定。
今日は16-17歳の女子のコンペを観た。
当たり前のことながら、ダンスそのものが良いと上位に行くのであるが、トップ5に入れそうな競技者とそうでない普通の競技者を見分けるには、いくつかポイントがある。
そのポイントに沿って、集中してみることにしているが、競技者の間でその差は格段に大きい。
やはり、真剣に教えるクラスでは、順を追っていかないといけないけれども、
WorldChampionshipで競技をできるための「気づきレベル」ではなく、その上の基準で進めて行きたいと思う。
そうして、ダンスを続けて行くうちに、「え、WorldChampionshipで踊ってるダンサーでも、xxxxがなってないじゃん?!」と軽く思えるようになって欲しい。
ダンスクラスでもよく言っていることであるけれど、とにかくこの「気づきレベル」をあげることが、最高スピードで上達する鍵なのである。
逆に言えば、このレベルが上がらないと、何年キャリアを重ねても一向に上達しないことになるわけである。
今日の競技では、ステップ的には、特に目新しいものは見られなかった。
しかし、感覚的にだが、徐々にアメリカ台頭の兆しを感じた。
個人的には、今後、あと3年もすれば、本家アイルランドの勢力図は縮小されるかもしれないと思っている。
これにはいくつか理由があるのだが、今年の結果待って、2006年の統計を出してみて、変遷を見てみようと思う。
投稿者 Taka : 09:31 AM | コメント (2)
March 29, 2005
世界選手権終了
最終日はOver21と19-21の女子。
この年齢になると、女子はダンス止めるかショーに行くかになってしまうようで、全体的ににレベルダウンが激しくなる。
それでも上位に入るダンサーはかなり上手い。
シニアでトップ5に入ったダンサーのうち、4人とは1年半くらい前に、実際にダブリンで競技したことがあって、当時挫折感を味わったのだが、やっぱりそれはレベル高い大会だったんだと納得。
それでも当時のころと比較すると、各ダンサーのレベルダウンを感じた。
プロとしてダンスを維持して行かない限り、女子のピークは16~17歳あたりだろう。
まあ、世界大会ということで、実力全てが出せるわけでないので、そのあたりの割り引きも必要かもしれない。
大会が終わっての全体的な総括としては、原点回帰という感じ。
ここ数年の技難易度アップ指向に従い、それ以上にまた難易度を上げるダンサーもいたが、大抵どこかでミスが起こっていた。
そのミスは音が抜けたり、上体がぶれたり、流れが止まったり・・。
逆にシンプルな技で切れのあるダンス、いわゆる原点回帰のダンスが映えるようになってきた感じがする。
来年以降は、技難易度上昇の加速度は緩やかになるかもしれない。
さて、一夜明け、今日は久々に練習したという感じ。
日も長くなってきて、これからは1日長く時間を使えるような気分。
この1週間のんびりした分、明日からまた頑張ろう。
投稿者 Taka : 04:20 AM | コメント (0)
March 27, 2005
世界選手権も残り1日
今日も世界選手権を観に行く。
男子4つの年齢別で、中には当然知り合いのダンサーもいたりするので、
応援がてらどんなステップをしているかを研究する。
シニアの優勝者はやっぱり凄かったの一言。
どうやったらこの競技者と互角に戦えるのか、現状ではちょっと思い浮かばない。
最後は身体的な条件がくるから、手足の長さが劣ると同じステップでは勝てない。
でも、とりあえずどんなことをしているのかは理解できているから、そのステップを
まずトレースして、そこから切り口を見つけるしかないか。
技術的にも1年で追いつけるかはわからない。
でも、とにかく更なる上達への鍵は手にできたと思う。
後はどこまでこだわれるかだけ。
去年は、自分のことに精一杯で周りを見る余裕がなかっただけに、収穫があった。
残すところあと1日、観戦を楽しもうと思う。
投稿者 Taka : 04:27 AM | コメント (0)
March 21, 2005
2005年アイリッシュダンス世界選手権初日感想
今日は10-11歳の年齢別を目当てに観に行った。
10歳から初めて世界選手権に参加できるようになるので、その時にどのくらいのレベルに到達していれば、世界レベルとして競えるのかを知る一つの指標となる。
そして、個人的に楽しみなのは、新たな新星は出現するかというところである。
私見では、2003年当時における男子10-11歳での、ThomasDuern(今年12-13歳)、同年女子9-10歳でのHeatherCarr(本日の競技で今年の11-12歳世界チャンピオンとなった。去年は惜しくも2位。)等の驚くべき将来性を秘めたダンサーと比較してしまうと、今回は小粒な印象を受けた。
それでも、ステップの平均的な難易度は上がっている感じで、逆に言えば、その分完成度という面を今の年齢で求めるのは酷かもしれない。
現在入賞までは遠くとも、あと2年もすると、高い難易度の技もかなりの安定性を見せ、凄いダンサーになりそうな素材は多かった。
一週間缶詰で見たいところはやまやまだが、あいにく時間がないので、残りは木、土、日の3日間見る予定。
明日は、明後日の課題をつぶすのに相当頑張らなくては。
投稿者 Taka : 08:08 AM | コメント (0)
March 20, 2005
明日から世界選手権
明日から1週間に渡って、アイルランドのエニスでアイリッシュダンスの世界選手権が行われる。
1年に1度の世界選手権は、アイルランド4地区、米6地区、英2地区、オーストラリア&ニュージーランド、メインランドヨーロッパ(今年から)の地区大会の上位者が参加する。
競技は10歳から1歳区切りでの年齢別、男女別で行われ、21歳以上からは年齢制限がなくなる。
今回は観戦者として、ゆっくりいろいろな競技者のダンスを観たいと思う。
自分の練習もあるし、他の人のダンスも観たいしで、もっと時間欲しい!