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April 16, 2006
2006年世界選手権観戦記(男子17歳~)
さて、今日は主に男子の競技を観戦した。
今日の競技年齢カテゴリーは17-18、18-19、19-21、Over21の4つとなる。
技術的には、以前一部のダンサーがやっていた技が、徐々に他のダンサーにも浸透してきている。
一部流行のようなステップもある。
17-18のカテゴリーでは、順位は10位と振るわなかったが、Scotland出身のGeorge Deadmanというダンサーが、トリプルクリックを2回きっちりと決めていたり、2位のAidan Garveyというダンサーは半回転しながらのダブルバッククリックを決めているなど、技術的にも難易度が高いことをやっている。
もちろん、技術は派手な技だけではなく、一つ一つのステップの質についてもいえるわけで、ベーシックな技ではあるものの、その動きを魅せる選手が高得点を取るというのも未だに競技の根幹をなしている。
用はそのバランスである。
また、ステップの際の装飾的な動きも上位に行くためには重要である。
もちろん、速い動きや力強い音を出そうとすればするほど、体もぶれ易いわけであるから、姿勢を保つのも必要な技術である。
各年齢カテゴリーにおいて、トップ5~10までは、まずその日の体調で順位は変わってくる。
しかし、そんな中でも少数であるが、どんなときでも、まずTop3に入るような絶対的能力を持った選手もいる。
例えば、今回のOver21を優勝したByron Tuttleという選手はその一人だろう。
大切なのは、何をどうすると、どんな時にでもTop3に入れるかという洞察だろう。
何がどう凄かったのかはわからないけど、とにかく凄いインパクトであった、というような抽象的な捕らえ方では、決してその領域にはたどり着けない。
そして、その洞察を元に、更にそれを超えようとしなくては、到達すらできない。
相手も常に進歩しているのであるから。
今回また、個々に光る個性を見ながら、更に自分の目指すダンス像を作っている。
日本に帰ったら、また精進しようという気になってきた。
明日いよいよ最終日で、女子の競技を観戦して、18日に日本へ戻ります。
投稿者 Taka : April 16, 2006 11:06 AM
コメント
世界選手権、観てみたいものです。
来年か、再来年、を目指して、計画しようと思います。
きっと、あっという間ですね。
投稿者 かつみ : April 16, 2006 12:23 PM
機会があれば、是非ご覧になると良いと思います。
ただ、上半身が動かないダンスですので、実際に体験してステップの難易度とかがわかってくると、より楽しめると思います。
知らずに観ていると、皆同じように見えて、眠くなってしまいます・・。
退屈なダンスをされると途端に眠気が・・。(笑)
しかし、トップクラスのダンサーは見ていて大変面白いです!
投稿者 Taka : April 20, 2006 03:06 AM