« リバーダンス2024日本公演終わって | メイン | 9/23ダンス経験者のためのアイリッシュダンスワークショップ開催 »
August 01, 2024
オリンピックとアイリッシュダンス競技会のこと
オリンピック、毎日寝不足になりながら観てしまいます。
勝負事は勝ち負けが残酷に決まってしまいますが、戦いの土俵に上がり、表彰台を狙える実力を備えた位置にいて、そこでのヒリヒリする闘いの場にいるということが信じられない位素晴らしい。
水泳の池江選手は病からカムバックしてこの場に再び来ること自体信じられないことですが、
決勝進出できなかった時のコメントが、本当にTOPだった場所を取り戻しに来た、またそこに辿り着けなかった虚無感を感じる位真摯に水泳と向き合ってきたことを感じさせてくれる、勝ちと負けを知っている凄い方だなと尊敬します。
柔道の阿部詩さんも、2回戦で負けた時に、今まで一度も感じたことのない虚無感、ぽっかりと抜き取られてしまうというか、このオリンピックまで全て勝って兜の緒も締めて、万全で来たからこそ、そんな状態になってしまったんだろうなと。
実績も積み上げずに、鍛錬もせずにではそんな状況には100%なりませんから。
人間ですから100%は無い、この敗戦で柔の道とは何か再考するきっかけになり、また更に強く剛くなるんだろうなと感じました。
体操の橋本さん、調子が悪い中(本人は絶対に言わないと思いますが)立ち振る舞い、そして最後まで折れずにやり抜く姿は流石に一流の証でした。
もちろんメダルを獲得した選手は皆素晴らしいのですが、入賞確実という実力(過去の実績も含め)があって上手く行かなかったということも人間らしくて、そして勝ち負けの世界の厳しさを思い出させてくれます。
競技会、アイリッシュダンスでは世界大会で入賞を狙える位置にいるのかいないのかというのはもう雲泥の差があって、そういう位置にいない場合は、世界大会では悔しさも湧かないと思いますし、相手にプレッシャーすらもかからない(=すでに同じ土俵ではない)。
そういう位置に自分を高め、相手とヒリヒリしながら闘っていくことでしか真のリスペクトは生まれず、最終的にその相手と一緒にリバーダンスのメンバーとして共演した思い出は、オリンピック観ながらやっぱりトップにいるか(いたか)いないかで感じることが全く違うよなあと感じています。
上に行けば行く程、奥の深さを感じる、そのことを他の競技を観てもジンジン感じています。
※池江選手、予選通過できず→決勝進出できずの誤りでした。訂正させていただきます。
投稿者 Taka : August 1, 2024 04:24 AM