April 23, 2007
WindowsVistaインストール週間
遅ればせながらパソコンのOSを変更してみました。
去年の秋、今年1月末発売のWindows Vista Home Premiumへの無償アップグレードがあるということで、Windows XP Media Center Editionを購入し使っていたのですが、そのVistaへのアップグレードソフトが4月頭に届いたのです。
忙しいこともあったり、しばらく新OSの巷の評判がどうなのか、雑誌などみながらすぐ導入するべきか
検討していたのですが、スペック的に問題もなく、アップグレード決断しました。
しかし!
結論から言うとアップグレードインストールができませんでした!
最後はMicrosoftのサポートまで電話してみたのですが、要領の得る回答を得られず、
OSのインストールバグの可能性がかなり高い。
問題となったのは、インストール中に起こる再起動の後で、HDDが読みに行けず、「Stop: 0x0000007B」エラーが起き、インストールが継続できないこと。
環境
OS: Windows XP Media Center Edition SP2
CPU: Core2Duo E6600
Mother Board: P5B Deluxe WiFi-AP(BIOS:1101)
Memory:1GB(PC4200 512MB×2 Dual Channel稼働)
Video Board: GeForce 7600GT 256MB
HDD: ST3320620AS x4 ICH8Rを使ったRAID10(0+1) Chipset driverはIntel 6.2.1.1002
インストール中に再起動がかかった際、RAID構成を読み込めていないらしい。
再起動かかった後にRAIDドライバーがどこかのタイミングで読みに行かせられることができれば
大丈夫かもしれませんが、そんな場面はありません。
で、Microsoftのサポートによれば、「RAIDを解除してインストールしてみてください」とのこと。
それって、解除したら、今までインストールしているものやデータ、まるっきり引き継げないじゃないですか・・
仮にRAID解除してインストールできても、改めてRAIDの組み直しをできるのかどうかも
怪しいのでは?
そもそもそういう風にアップグレードでなく新規インストールでしかインストールできないのであれば、Windows Vista Upgrade Adviserなるものの存在意義も危うい。
この問題が巷に販売されている雑誌や本等で表面化してこないのは、そういった環境で使う人がまだいないのか(逆にそういう環境の人はVistaにはしないのかも)、それともそういうバグが表面化すると、OSインストール後のパッチの提供では済まなくなるので、すべてリコールしないと対処できず被害甚大になる、のどちらかなのでしょう。
追記4/23:アップグレード版が既存OSからしかインストールできないことを考えたら、パッチでも行けるか。
結局、どうしたかというと、アップグレードインストールをせず、カスタムインストールしました。
カスタムインストールでは、途中ドライバーの読み込みができるので、インストールできます。
で、すべてのアプリケーション再インストール、ドライバーインストール等行いました。
こうするしかないなら、アップグレード版は非常に不便です。
しかも今回のVistaからはアップグレード版からのDVD起動インストールができないため、
一度他のOSをインストールしないといけないので、手間が甚大です。
そもそもそういうインストールしかできないのであれば、DVDから起動インストール可能なバージョンで
インストールする方が、ゴミも出ずによいです。
なので、アップグレード版は個人的にはお勧めしません。
で、もうひとつノートPCへ英語版のWindows Vista Home Premiumもインストールしました。
こちらはアップグレード版ではなく、普通の製品版だったので、すんなりインストールできました。
ノートPCはEpsonDirectで以前購入したNT7100proへインストールしたのですが、MobilityRadeon9700の64MBでもAero3D問題なく動いています。
エクスペリエンスは2.0ですが・・・・
唯一悩んだのは、Atheros無線Lanモジュールのドライバーがインストールされず、こちらは富士通が出しているAtheros 無線 LAN ドライバ V7.2.0.199を強引にデバイスマネージャーからネットワークアダプターにinfの中にあるAtheros Wireless Lan ドライバーを割り当てたところ、動きました。
普通にEXEインストールでは不可でした。
ATI(AMDに吸収されたが)やAtherosといい、直接製品のドライバーをダウンロードできないように
なっていて、非常に困ります。
まあ、そういうところは今後淘汰されていくのかもしれません。
ノートPCのメーカーもVista対応と表示していない限りは、ドライバーの提供もしないので、なかなかノートPCのOS入れ替えについては大変なところもあります。
ともあれ、そんなこんなで、PCインストール作業に多大な時間を使ってしまいましたが何とか終わったところです。
実際のところXPのままで全く問題なかったなあと思いますが(むしろアプリケーションの互換性や速度面でデメリットも感じる・・)、今後Vistaならではのコンテンツ拡張をMicrosoftには期待したいです。
投稿者 Taka : 05:44 PM | コメント (0)
March 05, 2006
遅ればせながらもフィギュア男子フリーを見る
トリノオリンピックの男子フィギュアのフリー演技を遅ればせながら録画で見ました。
当日、見る気満々だったものの、疲れて寝てしまい、ビデオもセットしていなかったために、見逃していたのですが、ダンスクラスの受講生がDVDを持ってきてくれてようやく観ることができました。Thanx!
さて、フランスのブライアン・ジュベール選手、アイリッシュダンスショーのLord of the Danceの曲を使っているということを聞き、当然アイリッシュダンサーの僕としてもチェキラッ!って感じで、早速早送りして、最終組の演技を見ることに。
早送りしてると、おっ、プルシェンコ選手発見!ということで、そこからスタート。
プルシェンコ選手、なんと言ってもショートの時の演技を見て僕が感じたのは、ジャンプの着氷での表現力。
全くフィギュアスケートに関しては、技術的には詳しくないので、個人的な感想として読み流して欲しいんですが、彼の着氷時は、表現がおかしいのですが、「スケートを逃がさない」という感じで、ぐルっと回ってどンッという「重厚」な感じ。
鉄棒でくるくる回って、ムーンサルトした後の着地の時にビタッと決まるようなそんな印象。
他の選手を見ていると、着氷時にエッジをより倒して、円運動で力を逃がしてやってる、まあそれが「基本」ではあるのだと思いますが。
特に男子の力強さを出すには、プルシェンコ選手のようなやり方が表現力として優れているのかもしれないと思いました。
それだけ足への負担もかかるんだろうなと思いつつ。
やっぱり行き着くところに行く演技を見るのは何の分野でも素晴らしい。
そして、ランビエール選手のフリーも見ると、軸が真っ直ぐで、とにかくスピンが勝負!というスタイル。以前世界選手権でのVTRを見たときは、恐ろしいほどの高速スピンだったのですが、この日はあまり良くなかった感じ。
ショートを含めた、プルシェンコ選手の演技による影響も少なからずあるのかもしれません。
そして、ジュベール選手、曲をいろいろつぎはぎして踊っていましたが、アイリッシュダンサーの僕から見ると、どのチューンでもダンス(スケーティング)が一緒!というか、拍子もテンポも違うんだから、もっと抑揚がつけられるのに、どこでもほぼ一定。
もちろん、アイリッシュダンスとフィギュアスケートは違いますよ、それは解るんだけど、音楽と踊りが全くかみ合っていないのはどうだろう?
ジャンプの失敗も所々にありましたが、仮に高度なジャンプを全部成功させたとしても、何かこう、観ている人がスタンディングオベーションする位の演技になるかと言えば、疑わしいかなと。
慣性の法則が強くかかるスケートには少し不向きな選曲なのかもしれませんが、逆に言えば、もしそういう選曲できちっと表現したら、可能性があるというふうにも解釈できるでしょう。
素人が、少し辛口ではありましたが、これからのジュベール選手に期待したいと思います。
高橋選手は、緊張した中で、お疲れ様でした。
この日の彼は自己の滑りとは程遠いと思うので、感想は特にしなくても良いでしょう。また4年後、心技体を鍛えて、活躍して欲しいです。
投稿者 Taka : 12:25 AM | コメント (1)
August 26, 2005
パナソニックのデジカメ Lumix LX1
以前持っていたコンパクトデジカメのPENTAXOptioS、小さすぎて手振れしまくりの上、画面が小さいものだから、確認してもわからず、正直あんまり活躍の場が無かったんです。
自分で撮るときはまだましだったんですが、他の人に撮ってもらうと殆ど壊滅状態だったもんで。
ここにきて、卒業式もあるし、日本や台湾、韓国にもツアーにも行くし、そろそろデジカメ欲しいなぁと思ってWeb見ていたら、うゎ、ありました!
Lumix DMC-LX1
私的には、いよいよ出ちゃったかぁ、という感じのデジカメ。
デジモノは第一印象が良くないと、買うのどうしようかと迷った挙句、特に今いらないからいいやとなってしまうんですが、このデジカメ、第一印象◎なんです。
まず、このデジカメ、コンパクトなのに広角なんですよ。
そしてアスペクト比が16:9と通常の4:3に比べて横長!いわゆるワイド画面っていうやつです。
今まではCCDが4:3だったんで、上下切り取って横長に見せる仕組みだったんですが、この機種はCCDそのものが16:9ってところが魅力です。(逆に4:3にするには左右を切り出す形)
これって集合写真とか舞台とかの撮影に、すんごい威力発揮しそうです。
そして当然ながらそのアスペクト比で動画も30フレーム/秒で撮れるっていうのもGood!
ISO200とか400とかだとノイズがはっきり出てしまうようなんですが、そこは目をつぶって、とりあえず、もうこの広角とアスペクト比16:9にやられました。
そして手振れ補正がついてるのも後押しして、2GBのSDカードと一緒に買ってしまいました。
色はシルバーとブラック2種類あって、ブラック選びました。
<参考>
スタパ斉藤さんのレビュー:コンパクトデジカメがここまでキターッ
アイルランドだと、電化製品高いうえに、新しいものもないので、全く購入意欲が沸かないんですが、やはり日本は消費大国だなあと感じます。
デジカメも例にもれず、やっぱりアイルランドと比べて安いので、6月にプロモーションした時に他のダンサー達がこぞって買ってました。
投稿者 Taka : 05:58 AM | コメント (4)
May 03, 2005
Motorola RAZR V3にイチコロ
NYから帰ってきました。
NYでは、一日自由時間があったので、町をブラブラと観光してたんですが、何気なくコンピューター、カメラショップに入ってみたところ、気になる携帯を発見!
Motorola社のRAZR V3という機種で、色はBLACK。
GSM携帯で、ヨーロッパでも使えるので、迷った末に買い。
しかし、SIM Freeフォンは高いですね・・。
Webで見ると、やはり、アイルランドではまだ売ってないようです。
これで、3年以上お世話になった、モノクロで機能はほぼ何も無い、電池も今や1日しかもたない携帯とはお別れになりました。
投稿者 Taka : 08:45 PM | コメント (0)
February 24, 2005
スヌーカーTV観戦
スヌーカーとは玉突きの一種で、日本ではあまり流行ってはいない。
日本だと、誰でも手軽に出来るナインボールが一般的だ。
さて、そのスヌーカー、ナインボールで使われるテーブルより大きく、玉も数が多い。
簡単に説明すると、15個の赤玉、6個の色玉があり、まず初めに赤玉を落として、次に色玉を落とす。
成功すればその繰り返し、ミスすれば交代である。
赤玉は1点で、色玉は各色2点~7点、最後赤玉無くなれば、色玉を2点~順番に
落としてゲーム終了だ。スコアの高いほうが勝ちである。
それを決められたセット数行い、セット勝利数の多い方が勝ちである。
このスヌーカーを観戦するのが非常に面白い。
この面白さは、もちろんプレーヤーの技術の高さがあって初めて成り立つのだが、
それだけではなく、プレーヤーの心理状態の動きがことさら面白い。
さて、前置きが長くなってしまったが、今日は1年前の日記から、面白かった試合の観戦記を書こうと思う。
2004年1月25日WelshOpen
決勝 Ronnie O'Sullivan VS Steve Davis
○O'Sullivan9-8Davis●
試合の結果を見ても分かると思うが、非常に接戦であった。
ただし、シーソーゲームのように展開したわけではない。
O'Sullivanはこの試合、最終最後まで一度もリードをしたことがなかったのである。
試合はDavisの好調なスタートから始まる。
4-1でDavisリードから、ついに8-5と王手をかける。
あと4セットの内、1つでも勝てば優勝である。
スヌーカーは相手がミスしなければ、自分の出番はやってこないまま終わる。
そのため、局面が難しく自分がミスしそうだと思う場合は、その局面を同じように相手に与える
守りの技術も要求される。ただ、もちろん守ってばかりでは得点できない。
隙あらば全部台上から玉を落としきる攻撃力も必要だ。
この試合の両者にはそれは備わっている。
8-5まで来たとき、Davisはほぼ勝利を確信していたと思う。
彼の表情からはそれを感じられた。
ここで少し綻びが生じ始める。
「あと4セットの内、1つ取れればいい。」
とDavisは思ったに違いない。
Davisは攻撃には消極的、というか少しでも難しいと思うところでの勝負は避けるようになる。
そしてチャンスが来たらその時に一気に行くという決心が見えた。
一方O'Sullivan、果敢に攻める。ここでミスしたら、相手にとって簡単な玉が残ってしまうという
場面、解説者ですら、ここは攻撃ではなく守りだという局面も攻める。
それが結果、玉を残らず落としきる。
O'Sullivanは知っていた。
少しでもプレッシャーを弱めようものなら、あっという間に勝敗は決してしまう。
8-7。ここでまだDavisはかろうじてリードしていたが、彼の顔からは着実にO'Sullivanの脅威が
忍び寄ってきているということがわかった。
かといって、O'Sullivanが全ての玉を全て完璧にやっているわけではなかった。
O'Sullivanもミスしていることはしているのだ。
そのミスに対して、Davisが通常ならば間違いなく勝利を決めているだろうという場面もあった。
しかし、この最後4セットは単なる技術力では勝負が決まらない、言わば泥仕合。
もう精神力の戦いなのである。
そんな中、Davisがミスしたショットが運良く成功ショットになる。
このときDavisは、「神が見方している。絶対勝てる。」と思ったに違いない。
そして数ショット重ねた後、ある重大な選択を迫られる。
そう、「攻撃なのか防御なのか?」
Davisはそのセットでも、現状リードしている。
逡巡ののち、Davisは攻撃に出た。
そしてミスした。
この時点で試合の流れは初めてO'Sullivanに傾いた。
O'Sullivanはこのチャンスに、逆に言えば、一度でもミスしたらDavis優勝が決まる中、
全ての玉を落とした。
最終セットは既に勝敗が決していた。
試合後のコメント
Davis「まるででかい魚がかかったのに取り込みに失敗した釣り人のようだ。」
O'Sullivan「全く自信を感じることがなかったが、決して降参はしなかった。」