February 23, 2006
一つ一つ超えていく
2月からダンスクラスを始めて、これまでのダンステクニック追求だけとはまた違ったことをやってきたのだけど、当面では少し落ち着いてきたかもしれない。
クラスを開設するにあたっての、毎週定時の場所確保、他企業との提携、会員証のデザイン作成・発行、随時変更はあるものの大まかなクラスカリキュラム作成等、
活動をしていく上での経済的な基盤を自分で作るという大事な部分は、まだまだではあるものの、少しづつ形になってきたように思う。
重要なのは、永続的な活動を可能にするということにあって、もちろんスポンサーについてもらうというのはありがたいことではあるのだけれど、それが途絶えると即活動不可になってしまうような環境では脆いと常に思っている。
骨太な体質作り。
とはいえ、そこでスポンサーがついていただければ、より活動しやすいので、スポンサーはいつでも募集しております。(笑)
もちろんこれからも、クラスに来てくれる人の満足度を高めていく努力は日々続けて、ダンススクールという枠を超えた、常に新しいアイディアを打ち出して行きたい。
ダンスそのものを楽しく美しく踊れるように教えるというのは大前提として。
松井証券の松井道夫さんの言葉で言えば、顧客第一主義ではなく、顧客至上主義。
星の数ほどある中の一人として、常に選ばれる存在でありたいし、それを目指して日々勉強していきます。
そしてやっぱり、世界で活躍できる実力を身につけるプロ専科を作ったり、世界的ツアーを行うダンスカンパニーとのパイプ作り、そして日本で活動できる場所を作ったりと、そういう基盤も作っていかないといけない。
やっぱり個人の努力しだいでは、夢が現実になる環境がある、というのは必須だと思う。
活動は、これから3月のエメラルドボールやパレード、5月のEuro Show、6月に向けての準備や、4月にアイルランドで行われる世界選手権を見に行き、流行のステップを研究したり、そこで知り合い達と交流して、ダンスカンパニーとのパイプを維持したり、当然ながら、4月下旬からのクラス準備、7月のRagusで来日するプリンシパルダンサーによるワークショップの準備など、いろいろあるが、一つ一つ超えていこうと思う。
4月下旬からはダンスクラスもまた増え、さらに10代の子供用のクラスも作ったり、全力を持って次の日本人リバーダンサーを育てて行こうと思うので、是非と思う、特に小学校高学年~中・高校生の方が沢山来てくれると嬉しいです。
投稿者 Taka : 11:33 PM | コメント (3)
March 06, 2005
1ジャンルとして
僕は日本に帰ったときに、TapやFlamencoなどのいわゆるIrishdanceとは異なる、他の分野に分類される打撃系のダンスを観るようにしている。
素晴らしいTapダンサーやFlamencoダンサーを観ると、感銘を受けるし、
自分のやっているIrishdanceも1つのジャンルとして、そういったTapダンサーやFlamencoダンサーからも認められる存在でありたいと強く思う。
それがそのダンスに携わっている、一種、愛とも呼べるものなのかもしれない。
自分のダンスを観てもらったときに、それがIrishdance、つまらないものだと感じて欲しくないから。
だからもっと上手くならないと。
近い将来、TapダンサーやFlamencoダンサーと一緒にコラボレーションもできたら面白いと思う。
IrishdanceファンはTap、Flamencoの面白さも観れるし、Tap、Flamencoのファンもまた然りだと思う。
そうして、いろいろなダンスに興味を持つ人が増えて、それぞれのダンス人口が増えていったら素晴らしい。
投稿者 Taka : 10:49 AM | コメント (0)
February 19, 2005
母校都立白鴎高校のお話
毎日アイリッシュダンスの練習話ばかりだと、読んでる人にはつまらないかもしれないので、今日は母校白鴎高校のお話。
僕が入学したときは、都立高校は学区制という制度があって、区によって受験できるところは限られていた。
その中で、白鴎高校も僕が受験したときは例外ではなかったのだが、卒業の年に他の高校に先駆けて?どの学区からでも受験できるようになったり、文系、理系のコース制を取り入れるなど、都立高校の中において先進的な試みをしていた。
(僕は生徒の可能性を小さくするコース制には、あまり賛成ではない。それはあまりにも大学合格を目標にしすぎるあまり、食わず嫌いのものを排除する目的だけのように思える。僕は今、大学院でダンス史を学ぶにあたり、どうしてもヨーロッパ各国の時代背景、思想などを調べたり理解する必要に迫られるのだが、それは高校時代に僕の中で将来全く必要ないものの認識で一番縁遠いものだった。今考えれば義務的にでもやっていたらなあと思う。)
そしてついに今年から中高一貫の都立高校として生まれ変わったのだ。
画期的なのはそれだけではなくて、日本の伝統文化の推薦枠というのもあって、かなり限定はされるが、囲碁、将棋、三味線、箏、囃子、日本舞踊、歌舞伎、能・狂言において卓越した人物に特別推薦枠の門戸が開かれるというところだ。
これらの入学者に対して、どのような教育をしていくのか非常に興味深い。是非、日本伝統文化の継承者を育て、かつ日本に留まらず、世界にも発信していける大きな心を持った人を育てて欲しいと思う。
そして、僕自身いつか何らかの形で母校に恩返しをしたいと思う。
僕がプロフィールに、白鴎高校卒というところまでわざわざ書いた理由はそこにある。
特別枠自体は今年からの制度であるが、三味線は音楽の授業で昔からやっていた。僕も実はやったことがある。
ソロの曲に三味線を選んだというのは、こういった背景があったのも影響している。