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March 22, 2013

Shanghai Feisの総括と今後の活動

ビギナー~チャンピオンシップに13名出場、
各カテゴリーでとりあえず3位までのメダル数の合計
1位 26
2位 31
3位 26
という数でした。

数を見ればメダルラッシュですが、まだまだアジアだと参加者も少なく、額面通りの評価という訳には行きませんが、一定の評価にはなるかと思います。
とりあえず、結果ということで、ご報告まで。

コンペティションを終えて、振りかえってみると、自分としてはやはり日本でコンペティション重視という方向性は正直難しいとあらためて感じました。
まず、少なくとも今回のようにアジアに渡航して競技をするのにも参加費・渡航費・宿泊費・滞在中の食費など、合わせて10万円程度は出費になりますし、ヨーロッパに行くにはその倍程度かかります。
それが1年に何回もできるかというのは、余程経済的に余裕のある人しか難しいと思います。
また、今回のようにアジアの大会に参加しても、結果としてスクール内での順位付けに終わってしまうところもあり、それだと参加するメリットはほとんどありません。

また、競技に参加しなければ良いダンサーではないのか?というとそんなことも無く、今回渡航しなかったアカデミーの生徒でもなんら引けを取らない技術をもったダンサーもいるわけで、そういうダンサー達は評価されないのかという点でいえば、自分としてはそんなことも無く、競技とは異なったシーンを作り出していく必要があると痛烈に感じています。
また、そういう場を作らないと、正直なところ少なくとも島国である日本では、このアイリッシュダンスは広まっていかないなあと改めて思いなおしました。

もちろん競技に向かっていく目標があって、技術的な上達があることは否定しませんが、やはり今回の参加している他スクールの生徒達のダンスを見ても、型に嵌められた指導に陥りやすく、その人自身が本来持っている長所を最大限に引き出すことに関しては、コンペティションに参加しながらだと難しいかなと思いました。
いろいろなダンサーを見ながら、このダンサーはこの点に意識を置いてやった方が伸びそうとか、正直ダンスそのものの技術を見ているより、そういう視点で観ていました。

もちろん、自分も完全に競技志向の指導で行けば同じトラップに陥ってしまうと思います。
エラーがあれば減点するというやり方以外にも自分としては優先評価して行きたい部分も多く、ただコンペティションでは評価に結び付かないところもあり、なかなかジレンマがあるのも事実です。
山の頂に至る道は、人によって装備が異なり、ある人は険しい道を直進する人もいれば、迂回して行く人もいるはずと思っています。

こうして考えてみると、やはりアカデミーを立ち上げた時の考えとほとんど変わっていないということにあらためて気づき、結局のところ、やはり自分が意思を持って、結果を出していくことしかないのかなと思います。
また、最近自分自身のパフォーマンス活動のウエートが低くなって来ているということも少し反省というか、もうちょっとやらないといけないなと感じています。
もしかしたらアカデミー生にご迷惑をおかけすることになってしまうかもしれませんが、
今年は少し転機になる年かなと思っています。

投稿者 Taka : March 22, 2013 04:37 AM

コメント

初めまして、こんにちは。
何故か台北でアイリッシュダンスを習っている日本人です。

今までの人生で踊るということがなかったので漠然とした憧れもあり、踊れるって素敵だなーと習い始めて早半年。
クラス自体は楽しく通えていますが、やれ検定試験だ、大会だ、発表会だ(発表会は良いですが、衣装の値段聞いてビックリ・・・)と行事盛りだくさんで正直若干引き気味なところもあります。
私個人は楽しく踊れるようになれば良いなと思って始めただけなんですけどね・・・。
そしてやっぱり踊ること自体は楽しいのですが。

最近もやっとした気持ちがあり、つい書き込んでしまいました。
まとまりのない文章で失礼いたしました。
いつかTakaさんのクラスも受けてみたいです!

投稿者 yili : March 24, 2013 11:50 AM

yiliさん、こんにちは。

楽しく踊れるようになれば良いというのは、根本的なところですよね。もやっとした気持ちがあるというのは何となくわかります。
私自身、競技ダンスを経験していながら、あまりそこに傾倒して行きたくないという部分は、少し共通している部分の感覚があるからだと思います。

ヨーロッパの大会に参加するのもお金かかりますしね。
コンペティションで考えると衣装代は中級レベル位までならクラスコスチュームで済みますが、それ以上になってくると、ソロのドレス費用も女子の場合、中古でなければピンキリですが平均10万円〜20万円と高額になってきます。
台北のスクールはクラスコスチュームでもお金かかっていそうですし、(私のアカデミーでは、あまり負担をかけさせたくないので、レンタル料を頂き、アカデミー側つまり私自身がクラスコスチュームに費用をかけて、貸し出しするようにしています。多分そんなことをしているスクールは他には無いと思います。)大変かと思います。
もちろん、競い合うのが好きな人や、いくらお金をかけても良いという人も中にはいるかもしれないので、そういう人は、好きなようにやれば良いと思います。
要はそのこと自体に価値が見いだせれば、良いと思いますが、スクールの人全体がそうだとは限らない、と私は思っています。
自分が始めたいというきっかけは競技に参加するという目的ではありませんでしたので、その感覚というのは教える立場になっても麻痺しないように気をつけています。

ですから、yiliさんも自分が楽しいと思ってクラスでダンスができればそれに越したことはありませんし、もしかしたら上達するにつれて、いろいろな行事にお金をかけても参加したくなる時が来るかもしれません。
その時はその時で、お金をしっかり稼いで、ダンスに使って行って下さい!

台北の先生もプロフェッショナルな実績のある素晴らしいダンサーでありますし、上手くダンスを楽しんで行ければ良いですね。
いつか機会が会ったら、遊びにいらしてください。

では。

投稿者 Taka : March 25, 2013 03:26 AM

こんにちは、福岡のmoritaです

私も楽しく踊れるようになれれば良いなと努力しています。まだまだ、うまくはないので基本的な練習を繰り返していますが、なぜでしょうね、それだけでもとても楽しいです。

今年の9月から1年間、ネバダ州リノへ留学することになりました。いえ、ダンス留学ではありませんので、念のため。近所にアイリッシュダンスのスクールがあるようで、連絡を取ってみようと企んでいます。
TAKA先生がアイルランドに行かれたときのお話を伺っていますので、私も見習って交渉してみたいと思います。

コンペティションに挑戦してみたいと考えていますが、なかなか費用負担が重荷に感じているところもあります。まあ、その前に「楽しく」練習して腕を(足を)磨くことが先決ですね。 (o^^o)

投稿者 morita : March 27, 2013 07:25 PM

moritaさん

練習を積み重ね、上手になっていくことというのは純粋に楽しいと思います。
更に上手くなるにつれて、また特にコンペティションに参加するならば、勝ちとか負けとかが出てきて、他者との比較も加わってきて、純粋な楽しさとちょっと違った苦しさやストレスも同様に感じるようになります。
もちろん成長を確かめたいという欲求は誰でも持っていると思いますが。
加えて費用のこともそうですが、人種のことなど、上に行けば行くほどダンスそのものと直接は関係ない様々なこともあったりします。
私の場合はリバーダンスのダンサーになるという信念があったので、そういった楽しさも苦しさも全部ひっくるめてのダンスとの関わりという感じでした。
生活そのものですね。

そして実現したら実現したで、更にダンスそのものとの深い向き合い、果てなきゴールに自分がどう向かって行くのか、今でも道なき道を進んでいます。

楽しいことももちろん多いですが、特に教えるようになってから、苦しい思いもたくさんしてきたのも事実で、その度に教えるのはもうやめようかと思ったことは何度もあります。成長を遂げたダンサーがダンスをやめてしまったり、礼節を欠く行動をしたりということはいつでも辛いことです。
それでも結果的にまだ教えているということは、やはり教えたダンサーが活躍する、または普段のレッスンにおいても充実している様をみるとそれが自分にとっても楽しいからというのはありますし、当初から日本でダンサーを育てて、チームを作り日本から発信して行きたいということがまだ心にあるのかなと思います。
そうでなければ、ダンスをやめて他の仕事をしていると思います。
本当に人それぞれの関わり方があると思うので、その楽しさというものが、うまく持続して続けていく原動力になれば良いなと思います。
では海外でも充実したダンスライフになるようお祈りしています!

投稿者 Taka : April 2, 2013 09:48 PM

Renoの森田です
無事アイリッシュダンススクールに参加することを認めていただきました

何が踊れるの?と尋ねられたとき、福岡の協会関係で練習したホーンパイプを踊れば良かったのですが、すっかり舞い上がっていてステップを思い出せませんでした
子供たちに紛れて週に一回通う予定です
一年間ですが楽しんで学んできます

投稿者 morita : September 13, 2013 06:14 AM

振り付けをしていただいていたステップを別のスクールでプレゼンとして踊ってもよろしいものでしょうか?
先日書き込んだときに、気が回りませんでした
念のためお尋ねします

投稿者 morita : September 15, 2013 07:28 AM

moritaさん

スクール楽しんで来て下さい!
どんなステップ出来るか問われてプレゼンするのはモチロン大丈夫です!練習は継続してお願いします(笑)

投稿者 Taka : September 16, 2013 12:30 AM

ありがとうございます!
楽しんできます!

投稿者 morita : September 16, 2013 01:45 AM

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