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March 07, 2005

SOが終わって

長野で行われたSO(スペシャルオリンピックス)が終わった。

SOは知的発達障害のある人たちに、さまざまなスポーツトレーニングと、その成果の発表の場である競技会を、年間を通じて提供している国際的なスポーツ組織である。そしてスポーツを通じて、社会性を育み、自立することを目標にしている。

僕は2003年にアイルランドで行われた大会で、始めてその存在を知った。
2003年にアイルランドで行われたのが、初めてアメリカ以外の地域で開催された世界大会で、今回の日本は、もちろんアジアでは始めての開催国となった。

SOは他人と競うというよりも、自己との闘いである。
予選の結果で競技のクラス分けがされる、という独自のシステムがあり、
アスリート(SOの競技者の名称)は極端なレベル差のあるアスリートとは競わない。
なぜ、SOが感動をもたらすと言われるのか、それは時として、自分が忘れていたものを取り戻してくれるからだ。

もちろんオリンピックで金メダルを取る選手も素晴らしい。
しかし、たった数十メートルのトラックを、何度も転倒しながらゴールを目指すSOアスリートも同様に素晴らしい。

自らの目標に挑戦しつづける姿を観ると、今日の自分は昨日の自分を越えるように挑戦しただろうかと、思わされるのである。
オリンピックは参加することに意義がある、とはもはや言いにくい状況になってしまったが、SOはそのまま当てはまるように思える。

よっしゃ、今週も心機一転頑張ろう!

投稿者 Taka : March 7, 2005 05:49 AM

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