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June 01, 2024
リバーダンス2024日本公演終わって
リバーダンス2024来日公演終わっての感想と、これから思う事をつらつらと。
個人的なリバーダンス軸として、2005年にリバーダンスツアーで凱旋帰国ということになって、2008年はダンススクールやりながらスポットで仙台公演出演、それで完全にリバーダンス離れたのだけど、その次の前回2015年来日はなんだろう、あまり記憶に残っていなくて。
その頃はちょうどアイルランドでダンス留学してチャレンジしている生徒がいたり、
リバーダンスもサマースクールが始まったりで何とか今いる生徒を上のレベルに引き上げる事を考えてて一杯一杯だったのかな。
新しく興味を持つ人に広くフォローできる余裕がなかった気がする。
今回リバーダンス来日で思ったこと、演出変われど、リバーダンスの本質は変わらず素晴らしい、
ただだんだん金太郎飴的になってきて、例えば3人のリードダンサーでステップが違うのはタップとの共演だけで、他の男性ソロパートは全てステップ一緒、上半身の振りの違いだったり若干技の左右の違い等、微妙な違いはあるものの、同じなんだなって。
だから、個の味というものも出にくいし、スピード感とか純粋な上半身の使い方だけしか違いが無くなってしまう。今回ツアー最初の頃、リードダンサーの掲示すらなかったのも、多分重要視されていないんだと思えば、さもありなん。
自分がやってるときは三者三様のステップがあって、バリエーション少しはあった。
リバーダンスは以前からもそうだったけど、どんどんスターダンサーを作らない方向に行ってるのでしょう。
それが経営的に目指す姿で、最終的にはどうなるのかはわからないけど、そこに一抹の寂しさを感じるのも事実。
バリトンソロも無くなって、ロシアンフォークバレエの人数も減り、コンパクトになってきてというのは仕方ないところもあるのだけど、パッケージとしては今のリバーダンスは完成の領域には来たのかもしれない。
内容はそんな感じ。
そして、個人的に大きかったのは、このリバーダンス日本公演が最後になってしまうのかもしれないという危機的な感情。
地方公演でもないのにあまりにも空席が目立っていて、これではもうコンパクトにしたリバーダンスでさえも興行的には厳しいのかなと。
宣伝が、、ということもあるかもしれないけど、これは自分の力不足もあり、リバーダンスという存在をこの9年、いやその前の7年含め、この16年の間でどれだけ継続して皆に知ってもらえることが出来たのか、人前でリバーダンスにつながるパフォーマンスが出来ていたのか、話題になるようなダンサーを育成できたのか、この点は多少なりとも責任を感じている。
ある程度できるダンサー達が、それぞれの道を進んでいくことになり、現在は大規模なステージパフォーマンスが出来ない状況なのだけど、今は逆に言えば肩の荷が少し降りた状態、また
一から最後にリバーダンスに恩返しすべく、今後は今いるダンサー、久々にやりたくなったダンサー、そして新しくやってみたいと思うダンサー達とパフォーマンスしていこうと新たに決意しました。
リバーダンスの灯を消したくない人、もし居たら一緒にやりましょう!
東京近辺に居ないから無理かなとか、いろいろご相談ください。
今日はなんと!昔の仲間より金沢から通います!という力強い連絡も受け、やる気はMAXモードになりました。
同志が集まれば、解決する問題もあります。
去る者追わず、来るもの拒まず、初志貫徹、リバーダンスを皆で楽しみつつ多くの方に広めて行きたいと思います。